TWIN REVERB 修理
5月突入。
ということで、今回はオールドのTWIN REVERBによくある修理を見ていきたいと思います。
多いのがノイズ発生。ノイズといってもいろいろな種類があります。
シャー
ブー
ボボボ
ブチブチ
ビキビキッ
ジャリジャリジャリ
VOLを下げるとノイズがおさまる
VOLかんけいなくノイズが出てる
たぶん、まだあると思いますがこんな感じです。
音出し後まず確認するのが電源のコンデンサの状態。
アンプの裏側のカバーを外します。
そのまんまですね。
製造から約50年近くたってるので、見た目液漏れ等してなくても交換です。
続いて電源回りをチェック。バイアス部のコンデンサ交換、高圧部ダイオード類交換。
音出しの時に急に音が小さくなったり変なノイズが発生していた原因がこちらです。
グランドを電源トランスのナット部分でシャーシに落としている箇所が、ナット緩みによるグラつきと接触部分の汚れ及びハンダ割れによりグランド不安定になってました。
そのためバイアス電圧が急に変化したりもとに戻ったりで結構危険です。ノイズも出るしね。
ナットを外して端子をやすりがけしてきっちりグランドを落としてあげます。
次にチェックするのがパワー管ソケットの抵抗。
470Ωの抵抗が経年劣化により抵抗値が大幅に変化している場合があります。
500Ωのものもあれば、850Ωの箇所もあったので4本交換。
グリッド抵抗も4本交換します。
電源部、バイアス部、パワーソケット部完了です。
プリ部でよくあるのがカソードの抵抗とコンデンサの劣化。
よくカソード抵抗の1.5kΩが劣化して抵抗値変化によるゲイン低下が発生します。
抵抗とコンデンサを交換。
トーン回路にいく三か所のコンデンサは浮かして配線と直付けして収縮チューブで処理します。
コンデンサ劣化によるDC漏れが発生する場合は交換が必要ですが、今回は大丈夫なのでオリジナルのままでいきます。
後はインプットジャックの接点がういてジーノイズ発生、真空管ソケットが黒くくすんで交換などなど
チェックする箇所はかなり多いです。
リバーブのかかりもおかしいので掃除しつつ分解。
スプリング断線。
リバーブユニット交換、カバー清掃。
スピーカー止めネジや止めナットがよく緩んでるのでここもシッカリ止めなおします。
とりあえず今回はこんな感じですかね。
全体の写真は撮り忘れ。
まだ他にも発生する不具合箇所あるので、また別の機会に記事したいと思います。
お疲れさまでした。
※GWの5月2日~5日まで休みになります。
6日(木)から通常営業になります。
よろしくお願いします。
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