MesaBoogie MARK V修理
九月ももう半ば越え。だいぶ涼しくなってきましたね。
今回はM/B MARK Vの修理です。症状は電源が入らない。
メインヒューズホルダーが破損してたので交換したらOKだと思ってましたが、電源は入るが音が全く出ない症状が発生。LEDも全て点灯しません。
というわけで見ていきましょう。
少し焦げ臭いのとコンデンサの頭がなんかおかしい。
コネクタを外すと裏側がダイオードが燃えてすすがついて少々黒くなってます。
ダイオードをよく見てみるとパターンが黒くなってる箇所と縦に割れてる箇所があり、テスターで確認するとショートしている状態でした。
回路図で確認すると+12V部分ですね。レクチでもちょいちょいある症状です。
さて
一番大変な分解作業にはいります。
ん~、どっからばらそうか悩む...
手順は、全面パネルの枠を外す→つまみとスイッチとVOLを外す→各コネクタを外す→の前に基板を止めてる箇所のリペットを裏側から外す→電源トランスの配線(ハンダ付け箇所)を外す→インシュロックタイを切る→なんしか関連箇所を外す→えいやっ、て基板をずらしながらなんとかして裏返す という工程。
つらつら書きましたがとにかく外してまた取り付けるというのがほんまに大変というお話。
デス。
ハイ、基板分解完了。
ダイオード箇所の表と裏。表面はコンデンサとトランス配線を外した状態。
ダイオードが燃えてるのがよくわかります。
基板プリントパターンも焼損してるのでダイオードとコンデンサ交換と同時にパターンも修正して取付処置。
出来た。
他の部品に不具合が出てないか確認しつつ組み込み作業を慣行。
出来た。
組み込み後の交換部品箇所はこんな感じで。
電圧も正常に出てばっちり音が出てきました。
こっから全体音出しチェック、VOLポットを0にすると逆に音が出る箇所があり分解して綿棒でクリーニング。真空管類は劣化もなく正常に動作しています。正常に動作していますが真空管ソケットはもちろんクリーニング処置。
修理完了。
なにが大変って、基板をひっくり返してまた組み込むのが非常に大変な修理でした。
ではまた。
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