F/U Blues Junior修理
今回の修理依頼は、F/U Blues Junior
症状はブーノイズが出る、真空管をさわるとなおったりする。
です。
音出し確認してみると、盛大にブーノイズ発生、パワー真空管をグリグリするとノイズがおさまって音は出るがすぐにブーノイズが出るのを確認。
そのまま目視でパワー真空管の足ハンダクラックが見えたので分解してみます。
真空管ソケット他ハンダクラックが確認出来ます。
全箇所ハンダを除去してからあらたにハンダ付け処置。
さらにみてみると、電源コンデンサ液漏れしてます。
450V耐圧を500V耐圧使用の47μF、22μFに交換。
そして、発熱部品を中心にハンダ劣化クラックが多数あって全箇所ハンダ付けしなおし。
このタイプのBlues Juniorは、ポットがナット締されてないのでポットのぐらつきがよく発生します。
そのためポットのかしめ部分をペンチでグッと締めてあげるとぐらつきが改善されます。
これが最初の状態で
4か所のつめを締めなおすとこうなります。
スイマセン、わかりにくいですね(笑)
一通り処置が終わったので組みなおして音出しチェック。
音も出てブーノイズもなくなりましたが、パワー真空管をさわると少しボソボソノイズが出るので確認してみると、パワー真空管ソケットが劣化してボソボソいってました。
だいぶくすんでて接点が劣化してるので、ソケット交換。
プリ真空管ソケットはきれいだったのでそのままです。
それからもう一か所。
スピーカープラグの劣化による音途切れやノイズも発生しているのでプラグ交換。
このプラグ部分の音途切れやノイズ発生はフェンダーに限らず結構多いので気を付けましょう。
という感じでノイズもなく機嫌よく動作しております。
外装もピカピカに掃除して気持ちよさそうに音出てます(主観)。
お疲れさまでした(/・ω・)/
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