HIWATT DR201修理
2023年、初修理日誌。
あけまして...はもう遅いですね。
今回はHIWATT DR201、電源が入らない。ヒューズ切れてる。
分解してみると、いろんな箇所が劣化やら痛んでるところがありそうなのでどんなもんかなとヒューズ交換してみてとりあえず電源ON。
一瞬でヒューズ飛びました。
真空管かな?ダイオードかな?
・・・・・
電源トランスでした。
ほんまかいな...
マーキュリーさんでHIWATT用の電源トランスを手配して交換。
穴の寸法が違うのでドリルで穴あけして取付。
どや、これでいけるやろ。
とりあえずテスト→電源入りました。
スタンバイもOK→音出ました。
でも音がだいぶ小さいな...
真空管かな?ポットやジャックもアカンかな?
・・・・・
出力トランスでした。
え?こんな事ある????
再度マーキュリーさんでHIWATT用の出力トランスを手配して交換。
えらいこっちゃやで。
両端に取付しているブロック電解コンデンサも劣化してるので同時交換作業。
容量は同じでも最近のコンデンサとは直径が違うので、取付金具変更及び取付穴も変更。
と同時に、オリジナルの電源コードは丸型なので現在の3P菱型に変更希望のため、これまた取付穴加工処置。
大変ですわ。
それから、お預かり時パワー管がEL34だったんですがよくよく調べてみるとKT88なのでパワー管も交換。200WなのにEL34が4本なんやな~って漠然と思ってたけど違うのついてたんかい。
テスト用に中古のKT88を2本だけつけて動作点検。
おー、いけたで!
こっから細部をつめていきます。
劣化してるインプットジャックや抵抗やコンデンサを交換。
今回作業してみてわかったのですが、HIWATTさん細かい回路違いのバージョン多すぎ。
なんか違う、ビミョーに定数が違う、ビミョーに配線が違うなどがいっぱいありますやん。
結局どれやねん、って探しながらの作業をもくもくと進める私。
そんなこんなでやっとこさ完了。
数日音出しながらチェックしてガリが取り切れていないポットを交換。
もともとついてなっかたプリ真空管カバーとパワー真空管のリテイナーを取付。
よし、完成。
手ごわかったぜ。
では、また(/・ω・)/
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