Polytone MINI BRUTEⅡ修理

気が付くと年末になってしまいました。

これはいかんと駆け込みで記事書いてます。

今回はPolytone MINI BRUTEⅡ、リバーブが効かないのと全体オーバーホール

確認すると音は出てるがリバーブが効いてない。

さて、分解。

後ろを開けてスピーカーを外してパワー部とプリ部を外します。

ポリトーンでよくある不具合箇所が、プリ部からパワー部を繋ぐRCAのプラグ部分の接触不良です。よく音途切れや音が不安定になる症状が発生するのでピカールで磨いてクリーニングしましょう。


そしてパワー部と電源部を拝見。

これ、液漏れしてるんじゃね?

基板を外します。

液漏れしてるっぽいね。

基板清掃してコンデンサを交換.....ですが、

コンデンサの端子がネジ止め式でここで基板を固定しています。

現在このタイプのコンデンサは入手不可(あってもめっちゃ高額)、現行の部品だと大きさも小型のため取付どないしょ...


いろいろ考えてアルミ板で治具を制作して取付を慣行。

とりあえずコンデンサを付けてみる。

次にアルミ板を切って穴開けて上から取付てみる。

なかなかうまい事いった。

こんな感じになりました。違和感ないよね

他の劣化しているコンデンサ交換して清掃してパワー部はOK。


んでリバーブを点検。

修正した後がありテスターでみてみると断線してました。

ポリトーンは横にリバーブが取付られています。

リバーブ交換してプリ部クリーニングして組み込みして音出しテスト。

ばっちり音も出てガリもなくリバーブも効いています。

が、リバーブを上げるとハウリングが目立つ。

リバーブの向きをかえたりずらしたりウレタンで巻いてみたりの細かい修正を繰り返してなんとかおさまりました。

構造上スピーカーのすぐ横にリバーブが取付られてるのでちょっと近寄るとすぐハウリングするんですわ。難儀ですね。


今回はコンデンサ交換取付とリバーブ取付位置で大変でしたというお話でした。


年末年始の予定は12/31(金)~1/4(火)まで休みになります。

1/5(水)から通常営業になります。

今年も大変お世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

ユミタ電子楽器リペアリング

大阪府守口市にて大阪を中心に幅広く電子楽器の修理を行なっております。主に楽器用ギターアンプ、ベースアンプ、シンセサイザー、エフェクター等古い機材やどこに問い合わせすればいいのか迷うアンプなどございませんか? 点検修理承ります♪集配便あります♪

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