Roland JP8000 修理
新年を迎えて気が付けば2月。はやいもんですね。
今回の修理は、Roland JP8000片側の音が小さい。
音出し確認したところ、ステレオ使用時にR側の出力が小さいです。
さっそく分解してみます。
~分解した全体の写真撮り忘れ、製品全体の写真も撮り忘れ~
お預かり時にお客様から、メインボードのコンデンサ不具合のケースが原因の場合がある旨をお聞きしたので、メインボード部を目視点検しても異常はわからず。
コンデンサ液漏れがひどい場合は液漏れ特有のにおいが発生しますが現時点では確認がとれない。
というわけで、信号を追っていきます。
信号の流れは逆から見て(アウトジャック側)、ジャック基板→パネル基板→メインボードという流れのようです。
メインボード上の信号が通過するコンデンサのとこで音が詰まってる模様。
こちらがL側出力にいく信号のコンデンサ前後の波形。
ほぼ同じです。
こちらがR側出力にいくコンデンサの入力側、L側と同じです。
そしてこちらがR側出力にいくコンデンサの出力側
だいぶ小さくなっていますね。
コンデンサを外してテスターで計測してみます。
左がL側、右がR側にいくコンデンサ。
16V/10uFなのでやはりR側のコンデンサがおかしいので交換します。
小型ケミコンを使用しました。
交換後音出しテスト→ばっちりR側の出力が出るようになりました。
今回はお客様情報のおかげでうまいこといきました。
ありがとうございます(∩´∀`)∩。
ではまた。
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